すのこ材で木箱を作る
ヒノキのすのこ材で木箱を作っていきます!
よく100円均一のすのこを使って棚や箱を作る記事を見かけます。私もせっかくなので、すのこの材料を使って1から木箱を作ってみようと思います。
使用するのはヒノキのすのこ材です。すのこ板とすのこの脚に使われる角材を使います。
オールドウッドワックスを使用して塗装して古材風??の仕上げにします。
今回使う材料
- ヒノキのすのこ板(幅84mm x 厚さ10mm x 長さ910mm) x4枚
- ヒノキのすのこ脚(幅40mm x 厚さ20mm x 長さ910mm) x1本
- オールドウッドワックス(ジャコビーン)
木材は合わせて800円弱でした。木箱1つでまあまあな価格です。
設計
部材
使用する部材は以下の通りです。
- ヒノキ板
- 260mm x8枚
- 376mm x4枚
- ヒノキ脚
- 188mm x4本
寸法
木箱の外寸は幅260mm, 高さ198mm, 奥行396mm、内寸(箱内部の空間)は幅240mm, 高さ188mm, 奥行376mmです。
すのこ板同士の間隔は20mmとして指が通せるくらいにします。
製造
木材のカット
まずは木材のカットから始めます。
900mm のすのこ板1枚から 376mm x1枚と 260mm x2 枚を切り出します。これを4枚分ですのこ板のカットができます。
カットはスライド丸ノコで行います。
また、繰り返し同じ長さでカットする必要があるので2x4の端材をストッパーとして固定して、そこにあてがって切ります。
この工夫は簡単ですが、そこそこの精度が出るのでおすすめです。私がやるDIY程度であれば充分な精度です。
すのこ脚の材料もカットしますが、これは短いのでストッパーが使えません。短い長さでも繰り返しカットできるようなジグを作れば便利かもしれません。
今回は測って切っての繰り返しでカットします。
これでカット完了です。
組み立て
カットが終わればこれを組み立てていきます。
今回は組み立ててから塗装という流れにしますが、きっちり塗装したいならこのタイミングでサンディングして塗装するのが良いと思います。
では組み立てます。
まずは箱の前後の板に当たる部分を組んでいきます。組むのはこんな感じのミニすのこです。
脚の部分は端から10mm(板厚分)だけ内側に固定します。
すのこ板の間隔は20mmとするので、すのこ脚の角材を間に挟むことで間隔を一定にします。
2枚のミニすのこができたら、次にその2枚のミニすのこの間に側板を挟む形で取り付けます。
4枚分同じように固定していきます。固定できるとロの字になります。
この状態であとは底板を貼る木箱になるのですが、この時点である程度綺麗に揃っている方を上面にして、不揃いな方を底面として板を貼るようにします。
底板もビスで固定します。板厚が10mmなのでスリムビスを使い、板が割れないように気をつけながら打っていきます。
底板も20mm間隔で固定するので端材を挟んでビスを打ちます。
塗装
今回塗装に使用するのはオールドウッドワックスです。色はジャコビーンです。
オールドウッドワックスはかなりソフトでクリーミーな塗料なので塗りやすいですし、臭いも少なく使いやすい塗料です。
個人的にブライワックスと比べるとかなり好みです。
仕上げの方針として、多少の色ムラや傷は古材風仕上げとしてよしとします。
ということで、まず塗装する前にサンダーでヤスリがけします。
電動サンダーでやすりがけしたのち、オールドウッドワックスを塗っていきます。
隅の部分や塗り残しについて、歯ブラシを使って塗っていきます。
細部までしっかり濡れたらウエスで余分な塗料を拭き取ります。 オールドウッドワックスは塗りやすいですが、塗り残しがあると手に色が移るので丁寧に拭き取り、しっかり磨いていきます。
しっかり磨くといい感じの艶が出てきます。
ということで
いい感じの仕上がりになりました!
なんだかんだ使い勝手の良さそうな木箱になりました。
ステンシルを使って文字を入れたりするともっと雰囲気が出て良いかもですね!
以上。