てさぐり6畳DIYブログ

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【レザークラフト】入門セットで始めるレザークラフト(コインケース)【#01】

レザークラフトの始め方

レザークラフトに興味がある方は多くいるとは思いますが、如何せんレザークラフトを始めるには木工と違って色々と細かい道具が必要になるので揃えるのが大変です。

私も色々調べてたのですが、面倒なので入門セットを購入してみることにしました!

購入したのは以下のセットです。

このセットを使って、最初に作ったのがこちらの小銭入れ、コインケースです。

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セット同梱物の型紙で作成したコインケース

作り方は付属の冊子に全て記載されています。

追加で革とボンドを買えば、こんな感じのコインケースが作れます。

この記事では入門セットの紹介をしてみます。

レザークラフトに必要な道具

レザークラフトにを始めるには色々な道具を揃える必要があります。100円均一ショップで購入できるような道具もあれば、レザークラフト用の専門道具もあります。セット商品はこれらのだいたいをまとめて揃えることができます。

この記事ではセット内の型紙を使ってコインケースを作った記録です!

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セット内容

使用する革

今回使用する革は 1mm 厚のシュリンクレザーです。A4サイズで680円でした。楽天で購入しました。

ちなみに色はグレーです。安くて評価がついている物という理由で選んだだけで特に革の種類などは考えていませんでした。

コインケースを作る

シンプルなコインケースの型紙がセットに付属しているので、これを使ってコインケースを作っていきます。革とボンド以外はセット内の道具で作れます。

ちなみにセットの付属品として、コインケースの作り方をまとめた冊子があるので、初心者の方でも簡単にコインケースが作れます。

革を切り出す

まず型紙を使って革を切り出していきます。

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コインケースの型紙

型紙を革の上に並べてざっくりと革包丁切ります。型紙を革に合わせて、錐で引っ掻いて線を引いていきます。

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引っ掻いたら革包丁で線に沿って切ります。型紙通りできるだけ綺麗に切ることが大事です。

ただ、初心者が初っ端から曲線を綺麗に切るのは難しかったです。

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切れた革

床面とコバを仕上げる

セットに付属しているトコエースを使って床面とコバを仕上げます。

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トコエース

まずはサンドスティックで磨いて

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綿棒でトコエースを塗り

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コーンスリッカーで磨きます。

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床面もトコエースを塗って磨きます。

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ちなみに仕上げ前後の違いを見てみるとこんな感じです。

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色の濃い方がトコエースで磨いた床面です。

3枚の分同様に仕上げたら完了です。

バネホック(オス)の取り付け

後からだとつけられないので、革を縫い付ける前にバネホック(オス)を取り付けます。

バネホックとはボタンのことですね。出っ張っている方がオス、凹んでいる方がメスです。これをくっつけて固定できます。

取り付けの前にまず穴を開けます。ハトメ抜きと呼ばれる穴を開けるための道具を使用します。

型紙の穴の位置にハトメ抜きを打ちつけて穴を開けます。

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開けた穴にバネホックのパーツを重ねてボタン打ちを叩いて固定します。

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バネホック(左: オスパーツ, 右: メスパーツ)

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垂直に打ちつけて固定しないと、微妙に歪んで固定されて綺麗に仕上がりません。できるだけ気をつけましょう。

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取り付けた結果がこんな感じです。

革を縫い合わせる準備

では3つの革を縫い合わせてコインケースの形を作ります。

まずは縫い合わせる位置に革用ボンドで仮固定します。ボンドがよく乗るように床面に錐で傷をつけて毛羽立たせます。

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毛羽立たせたところにヘラでボンドを塗っていきます。

ボンドは革用ボンドを使用します。これはセットに含まれないので別途購入する必要があります。

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貼り付けたら固まるまで力を加えてしばらく待ちます。

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はみ出したボンドは生ゴムでこすり落とすといいみたいです。

バネホック(メス)の取り付け

縫う前に片割れのバネホックをつけます。

型紙の位置にハトメ抜きを打ちつけて穴を開けて、メスのバネホックパーツを取り付けます。

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結構強めに打ちつけました。

菱目打ちで縫うための穴を開ける

ステッチンググルーバーでフチから3mmの位置に線を引きます。この線の上に菱目打ちで穴を開けて、そこを縫っていきます。

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菱目打ちは革が重なる部分をまたぐように打ち始めるのが良いみたいです。

直線部分は複数本のもので打てば良いですが、曲線部は2本のもので綺麗に線に沿って打っていきます。

縫い合わせる

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いい感じに縫い方も付属冊子にまとめたるので頑張って縫います。

縫うときに針先はすんなり通るのですが、お尻が糸の太さもあってなかなか通りません。結構大変だったのですが、指サックを使うとしっかり針をホールドできるので、引き抜くのが簡単になります。

100均でも打っているので手縫いの際には用意しておくとかなり効率よく作業できます。

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縫い終わったら糸を切って後始末をします。短く切った糸をライターの火で軽く炙って、溶けたところをライターの底でおしかためてヌイ終わりです。

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火を近づけすぎると当然革が焦げるので、炙る程度です。ロウ引き糸なのでじゅっとロウが溶けて固まってくれます。

コバを仕上げる

最後にコインケースの周囲のコバを仕上げます。

曲線がガタガタなので、このタイミングでカッターなどで整えました。

いい感じに整ったら付属のサンドスティックでコバをヤスリます。

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コバに仕上げ剤(トコエース)を塗って、磨けば完成です。

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完成品

完成したコインケースはこちらです。

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完成したコインケース

曲線部分のカットが難しくて少し歪んでいる点と、バネホックの取り付けが若干傾いている点が失敗点ですかね。。。

でも、結構楽しく作れました! ぜひお試しください!

次はまた同じようなコインケースを長方形で作ってみようと思っています。

以上。